仕事をしていて、「これ誰に相談したらいいんだろうか?」と思うことはないだろうか?
その時、あなたはどのように行動するだろうか?
意外とやってしまうアプローチは、知っていそうな人がいる空間に疑問をブロードキャストすることである。
つまり、オンラインコミュニケーションであれば、Slackの特定のチャンネルでメンションなしでメッセージを送信することであり、
オフラインコミュニケーションであれば、皆が業務をしている空間に向かって叫ぶことである。(こんなことをする人はいないと思うが)
これの何が問題なのか。
まず、あなたの疑問が解消される可能性が低いことである。
なぜなら、「疑問に答えるべき適切な人は私ではないはず」という気持ちが各々に発生してしまうことで、回答という行動に結びつかないためだ。
また、このアプローチは空間に所属している人のマインドシェアを奪ってしまうという問題も存在する。
もちろん、優しい人が多いのでこのアプローチが全く機能しないということはあまりないとは思う。
しかし、このアプローチが機能している裏には、より大きなマインドシェアが多数の人で発生している可能性があることは忘れてはならない。
つまり、最終的な回答は1つであっても、回答をしようと思考した人は10人いるかもしれないということである。
では、どうすると良いのか?
至ってシンプルな話だが、ユニキャストすることである。
つまり、あなたが一番相談しやすい相手に疑問に答えれそうな人を教えてもらおう。
そして教えてもらった人に聞きに行こう。もしかしたら、また別の人の名前が上がるかもしれない。そうしたら、次はその人に聞きに行こう。